経営活動を続けていく上で、特定の時期の目指すべき姿のこと。3年後、5年後、10年後等に自社がどのような状態になりたいかをできるだけ具体的に明文化したもの。たとえば「2025年経営ビジョン」といった使い方をします。

経営ビジョンは「自分達の企業はこうありたい」という経営理念実現までのプレセスのひとつの節目を切り取って、その時の企業の状態を様々な視点から明文化したものです。通常、経営理念が抽象的な言葉であるのに対して、経営ビジョンはより具体的な姿が描かれます。

たとえば、売上、利益、従業員数、顧客数、創出している付加価値、社会全体の中での位置づけ等が経営ビジョンの構成要素になります。

当然ながら経営ビジョンは企業の成長や事業内容によって変化していきます。3年後のビジョンとして「地域でシェアトップ企業」を掲げ、3年後にそれを実現した場合には、今度は「日本でシェアトップ企業」、さらには「全世界でシェアトップ企業」という具合に、ビジョンは進化していきます。