固定費とは売上高の増減に関係なく、毎月発生する費用のこと。代表的な固定費としては、正社員の給与、地代家賃、減価償却費などがあげられます。

一方、変動費は、生産量や販売量に比例して増減する費用です。原材料費や物流費用などがその代表例です。売上高が増える(=製造・販売数量が増える)とうことは当然ながらそれに応じて原材料の仕入れ費用や商品を運ぶ物流費用は増加します。逆に売上高が減る(=製造・販売数量が減る)と変動費は減少します。

利益の出やすい財務体質にするためには、まずは固定費をできるだけ小さくすることが大切になります。さらに固定費としてかかっていた費用を変動費化することも有効です。

たとえば仕入れについて、「毎月いくら仕入れる」と契約すると固定費になりますが「毎月販売見込みに応じて仕入れ量を決める」と契約すれば変動費化できます。人件費についても正社員を採用すれば固定費ですが、たとえば経理処理を外注して業務量に応じて処理代金を払うことにすれば変動費化できます。