アクションラーニングとは、「グループで現実の問題に対処し、その解決策を立案・実施していく過程で生じる、実際の行動とそのリフレクション(振り返り)を通じて、個人、そしてグループ・組織の学習する力を養成するチーム学習法」のこと。(NPO法人日本アクションラーニング協会による定義)

アクションラーニングでは、職場で実際に生じている「問題」を解決するプロセスを通して、個人と組織が学習して問題を解決していきます。また、たんに特定の一つの問題を解決するだけではなく、そのプロセスを通じて研修参加者個人、参加者が所属する組織全体の問題解決能力そのものを高めていきます。

アクションラーニングでは、あらかじめ最適解がわかっている「ケーススタディ」ではなく、参加者全員で実際に目の前で起こっている問題を試行錯誤しながら解決していくことが特徴です。

世の中の全ての企業・組織には必ず「問題」があります。そしてその問題を見極め適切に解決していくことで、組織は成長します。逆に「問題に気づかない」あるいは「気づいても看過する」組織は停滞し、いずれは衰退していきます。アクションラーニングは現場が中心となって自発的・自律的に問題を解決するための有効な手法です。