Human Resource Managementの略で「人的資源管理」と訳される。人材を貴重な経営資源と捉えて、中長期的な視点から人材を最適に活用しようとする総合的な取り組みのことです。

企業の長期的なビジョン実現や戦略遂行のためには、現在の人員数や質だけでは不十分です。そこで将来的に必要になる人材の量・質を見積もり、それに沿った新規採用、育成、配置、処遇などを行っていくことがHRMの本質です。

従来型の人事制度が現在の会社の状況を前提に、人材の最適化を図ろうとしているのに対して、HRM型人事制度は、長期的な事業戦略を実現するための管理手法となります。したがって、人事部のみが関与するのではなく、経営者自身が方針や骨格の策定に深く関わり、

かつその実行状況も確実に把握していく必要があります。