コーポレート・アイデンティティ(Corporate Identity)の略称。CIをより良い形で確立していくための活動をCI戦略と呼びます。自社の経営理念を明確にして、社会に発信して、それが好印象をもって社会に受け入れられることを目的としています。

CI戦略は次のようなステップで行われます。

(1)経営理念の明確化・再構築

・自社の経営理念について、現状の社内外の経営環境も踏まえて、できるだけ具体的かつ明確に文章化します。社内の人間だけではなく、社会全体の人々にもわかりやすい言葉を選ぶことが大切です。

(2)VI(ヴィジュアル・アイデンティティ)への反映

明確化したCIを目に見える形に落とし込みます。具体的には会社のロゴ、会社案内、社封筒、名刺、商品パッケージなどをCIが十分に反映された統一的なビジュアルに変更します。

(3)BI(ビヘイビア・アイデンティティ)への反映

CIを社内に浸透させるために、組織の再編を行ったり、社員一人ひとりの行動の変革を促します。

このようにCI戦略とはたんにロゴを変更するといった単純なものではなく、経営理念の明確化を出発点とした、全社的な取り組みなのです。