返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%あるかを示す数値のこと。計算式は「自己資本÷総資本(自己資本+他人資本)」となります。

自己資本比率は負債が適切な水準にあるかどうかを判断する代表的な指標です。この数値が高いほど、財務的な健全性は高いと言えます。

業種や会社の規模によっても異なりますが、一般的には自己資本比率が60%程度以上あれば超優良企業、40%程度以上であれば優良企業、20%を下回ると要注意企業とされています。

自己資金が十分にあれば、有望な新規事業への大規模投資など、より戦略的な事業展開の自由度が増します。逆に自己資金が不足していると、銀行からの融資に頼りながら日々の事業を運営するのが手一杯になるなど経営は厳しくなります。また新規営業などの際に相手企業から信用を得られずに取り引きしてもらえない可能性もあります。