会社が内部で管理を行うための会計の仕組みのこと。納税に直結する財務会計とは違い、あくまで内部管理用であるため、法的な縛りはありません。会社によって様々な管理会計制度が導入されています。

管理会計の主な目的は会社の財務的な状況を「見える化」して、今後の意識決定に活かすことにあります。たとえば事業部制を採用している会社では事業部毎の売上、コスト、利益

などが明らかになり、採算部門をさらに強化したり、不採算部門をテコ入れまたは縮小するといった経営判断を行うことができます。

管理会計は通常は月次で締めた上で、その結果を役員会等で審議し、部門毎の現状確認や今後の施策立案に役立てます。

また新規事業に参入するための部門を立ち上げる場合などには管理会計によって、投資可能予算、売上目標、利益目標などが策定されます。

 

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