従業員それぞれの希望に応じて、「仕事」と、子育てや親の介護、地域活動等の「仕事以外の生活」の調和が取れている状態のこと。

ワークライフバランス型経営を考える際にまず重要なのは、「社員のワークバランス」と「会社業績」を二者択一的な関係で捉えるのではなく、「両者をいかに同時に実現していくか」という発想に切り替えることにあります。

ワークバランス型経営においては、社員は、「仕事に集中できる時期」、「子育てに専念したい時期」、「介護と両立させたい時期」など自分のライフステージに応じた働き方ができます。また長時間残業がなくなることで、健康増進や自己啓発などの時間を確保できるというメリットもあります。

一方で会社は安定した労働力確保や従業員活用の多様化が図れるとともに、業務効率を見直すことで生産性向上につなげることができます。またワークバランス型経営導入企業として、ブランドイメージ向上も期待できるでしょう。

そしてこのような両者のメリットを兼ね備えた企業にはさらに優秀な人材が集まり、生産性や業績をあげていくという好循環が生まれます。