業務上発生する可能性があるアクシデントについてあらかじめ想定しマネジメントすること。リスクマネジメントが取り扱うべきリスクにとしては以下のようなものがあげられます。

・主力商品の不良による大量の返品、製造工程の停止

・経営判断ミスによる長期的な売上の減少や経費の増大

・大口取引先の倒産による債権回収不能

・火災、自然災害、盗難

・株主、従業員、顧客等からの賠償責任(株主代表訴訟、労務訴訟、製造物責任訴訟等)

・社員の一斉大量退職などの人的損失

また危険物などを扱っている特殊な業種は当然そのリスクも抱えていることになります。

企業としては、これらのアクシデントが発生しそうな要因(リスク)をできるだけ除去することと、不幸にもアクシデントが実際に発生した場合に、その被害をいかに最小限に食い止めるかための2種類の対策が必要になります。