部長や課長などが行う中堅クラスのマネジメントのことであり、それを行う人をミドルマネージャーと呼ぶ。トップの真意を理解し、具体的な施策にブレイクダウンしていくことはミドルマネージャーの最も重要な役割のひとつです。

ミドルマネージャーは企業運営における指示命令系統の中核的存在です。トップがいかに明確な指示を与えても、また現場からいかに優れた提言が出てきても、ミドルマネジメントが機能しなければ、情報の適切なブレイクダウン・ボトムアップは実現しません。トップと現場の両方の視点を持ちながら、一体感のある企業運営を推進していくのは、他ならぬミドルマネージャー達なのです。

ミドルマネージャー達が活き活きと活躍するためには、トップは彼らに何を期待し、どのような責任を求め、その全うのためにどのような権限を与えるのかを明示することが必要です。