トップ自らが方針を定め、企業を強力に引っ張っていくマネジメント手法のこと。対照的な手法として社員自身からの提案も積極的に経営に反映させていこうというボトムアップマネジメントがあります。

両者を比較した場合の最大のポイントは意志決定のスピードの差にあります。トップダウン型マネジメントにおいては、重要事項について社長は全て即断即決できます。ただし限られた情報の中での判断ですので、「思いつき」になってしまう危険もあります。また社員は社長の決断を後から聞かされて慌ててその対応に追われることもあるでしょう。

逆にボトムアップ型マネジメントを重視すると、社員の意見を吸い上げるための時間がかかるため、意志決定のスピードは遅くなります。精度の高い情報は集まるかもしれませんが、「機を逸する」可能性も高くなるということです。