自分の思考プロセスを違う視点から客観的にチェックしていく思考法のこと。

問題解決のために複雑なことを考えていると、頭のなかで堂々巡りが始まり、そもそも何のためにそのことを考え始めたのかわからなくなることがあります。深い思考をするときには、「自分はなぜ今そのことを考えているのか」、「そもそもの目的は何だったのか」といったことを常に確認しておく必要があります。

そのためには思考している自分とは別の自分を登場させ、その思考が目的に沿ったものかどうかを客観的にチェックする習慣を身に付けることが効果的です。このように自分の思考プロセスを違う視点から客観的にチェックしていくことを「メタ思考」と言います。

メタ思考によって自分が今考えていることが目的に沿っているかどうかだけではなく、思考の深まりのプロセスの中で、自分が今どの段階のプロセスにいるのかもチェックすることが大切です。「本筋の思考を深めていく自分」と「その思考の仕方が正しいかどうかを客観的にチェックする自分」を使い分けていくことで、より正しい結論にたどりつくことができます。